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リスクと回避方法 |
■外国為替証拠金取引のリスク
外国為替証拠金取引には「為替リスク」や「レバレッジリスク」をはじめ、常に値下がりリスクの伴います。
■為替リスク対策
外国為替証拠金取引は為替差を取って儲ける取引です。為替差がプラスになれば利益が出ますし、マイナスになれば損失が出ます。外国為替証拠金取引では絶対に避けて通れない道です。為替リスクを回避するには、最低限、為替レートが大きく変動する時期に掲載している出来事だけには注意してください。
■レバレッジリスク対策
リバレッジを効かせることで、資金の少ない人でも効率的に利益をあげることが可能となるのが外国為替証拠金取引の特徴でもあります。しかし、リバレッジを効かすことで、利益が何倍にもなる反面、損失も同じように何倍にもなります。
リバレッジを必ず効かせる必要はないので、取引を始めたばかりの慣れない時期は、リバレッジを効かせないのが一番のリスク対策になります。その後、慣れてくるに従って、レバレッジを2倍、3倍と増やしていってください。
■市場リスクへの対策
24時間取引のできるのが外国為替証拠金取引の特徴ではあります。しかし、24時間常に一定の調子で為替が動いているわけではありません。為替が変動しやすい時間帯が存在するのです。
その一つが、ある市場が終了し、別市場に移る際である。この時間帯には、ポジションを調節が頻繁に行われるため、為替が変動しやすい。
また、金融政策の発表が行われる時間帯も為替が変動しやすい時間帯もあります。日本の場合午前8時から9時頃、アメリカの場合午後9時から11時くらいに為替に影響を与える指標の発表が行われます。しかし、すでに織り込み済みで為替に影響を与えない場合が多いのですが、予想外の結果が発表されたときには、為替に与える影響が大きくなります。
■流動性に係るリスクへの対策
休日や流通量の多い通貨の場合、思ったときに売買ができない時があります。マイナー通貨に至っては、レートの表示さえできない場合もあるようです。このような流動性に係るリスクを回避するには、米ドルやユーロなどの流通量の多い通貨で取引を行うと共に、いつが休日なのかについても注意を払っておく必要があります。
■値下がりするリスク全般に対する対策
為替は出来事に合わせて、必ずしも同じ値動きをするわけではありません。理由もなく下がることも考えられます。常に、値下がりするリスクを背負っているとお考えください。しかし、外国為替証拠金取引には、損失が拡大しないような仕組みがたくさんあります。まず、多くの業者が採用しているロスカットルール。ロスカットルールとは、資金がある一定割合以下になった場合に、自動的にポジションを手仕舞うというものです。また、「逆指値」や「OCO」といった自動売買機能を利用すれば、損切りを忘れるということはなく、損失を最小限に抑えることができます。
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