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円高・円安とは |
■円高・円安って
外貨取引を行う上で、円高・円安の意味くらいは知っておく必要があります。生まれた初めて、円高・円安を学んだのは中学の社会の時間でした。円高・円安の意味を知らなかったときは、ニュースに表示される円の数字が大きくなれば円高、数字が小さくなると円安になるものだと思い込んでいました。しかし、実際には全く反対でした。このような経験をされた方も中にいるのではないでしょうか?
■円高とは円の価値が高くなり、円安とは円の価値が安くなること
円高になるとは、円の価値が高くなることです。逆に、円安とは円の価値が安くなるということです。円の価値というと紛らわしいかもしれません。一番有名な外貨の取引である円とドルを例に取って説明をしたいと思います。仮に1ドル160円だとします。それが、1ドル150円になった場合、10円の円高となります。1ドル160円が1ドル150円になったのだから、10円の円安なのでは?とお思いかもしれません。残念ながらそれは間違いです。1ドル○○円という表現は、ドルを基準にした表現です。すなわち、アメリカの側(ドル)から見た場合、1ドル160円だったものが150円になるので、価値が下がるのはお分かりだと思います。アメリカ側(ドル)から見て、価値が下がるということは、日本側(円)から見れば、価値が上がるということになりるのです。これが、1円○○ドルという表現の場合、○○の値が上がれば円高になり、○○の値が下がれば円安になるというわけです。別の表現をしてみます。仮に、チョコを一枚買うのに100円必要だったものが、1円で買えるようになった場合、1円の価値は100倍になったことになります。すなわち、円の価値が上がったことになります。これをドルと円に当てはめても同じことが言えるのです。円安の場合は、円高の反対に考えればよいだけです。
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